· 

摂食障害卒業のための 12 ステップ

摂食障害卒業のための12ステップ

摂食障害卒業 12 ステップとは

 

段階を踏みながら、確実に摂食障害から回復していくために考案した 12 ステップです。

 

あなたがどの段階にいて、どこを目指しているのかを意識することは、

回復へのモチベーションが保たれ、ワンステップをクリアするごとに達成感を得られます。

 

 

 

これまで弱音を飲み込み摂食障害を抱えながら、あなたはがんばって生きてきました。

 

言葉にできない思いを食べたり食べなかったり吐くことで、自己完結して生きながらえてきました。

 

表面だけでも周囲がうまく流れるように、自分を抑圧し、偽って、合わせてきました。

 

しかし、もうあなたは幸せになる生き方へと変えていくことができます。

 

これからは、自分に優しく、楽しい人生を、愛を表現しながら歩んでいきます。

 

 

 

これまでの長年の思考や行動の癖を変えていくことはとても勇気のいることですが、

自分を大切にする回路ができると、習慣にすることで切り替えスイッチがスムーズに作動できるようになります。

 

自分と和解することで、周囲の愛情や自然の恩恵に感謝の念が湧いてきます。

 

自分と向き合うために苦しんできたあなただからこそ、

小さな幸せに喜びを感じ、周囲の人にも優しさをあげられる人に成長しています。

 

 

 

心優しい勇者たちへ

 

 

摂食障害になったことは決して恥ずかしいことでも、無駄であることでもありません。

 

摂食障害を通して身をもって学んだことは計り知れません。

 

自信と誇りをもって、一緒にステップを踏んでまいりましょう!

 

 

 

 

 

 

摂食障害卒業 12 ステップ

  

プロローグ

  1. 安心感とは
  2. 安心感(1)感情を言葉にする
  3. 安心感(2)私は私を愛する
  4. 安心感(3)私はつながっている
  5. 自己肯定感とは
  6. 自己肯定感を上げる(1)衣食住の衣
  7. 自己肯定感を上げる(2)衣食住の住
  8. 自己肯定感を上げる(3)衣食住の食
  9. 人生を楽しむとは
  10. 人生を楽しむ(1)身体について
  11. 人生を楽しむ(2)心について
  12. 人生を楽しむ(3)愛を表現する

プロローグ

 

「私はお手上げです」と認めるところからはじめましょう。

 

変化の前の「ブレーキ」や「揺り戻し」の法則を知っておきましょう。

01. 安心感とは

 

安心感とは、「私はここにいてもいい」、「無理して合わせなくてもいい」、「このままの私でも愛されている」といった感覚です。

 

「人の期待に応えなければ見捨てられる」、「いつも笑顔でいなければ愛されない」といった、

「いつも評価される側にいる」ような緊張した対人関係について考えます。

02. 安心感(1)感情を言葉にする

 

感情は、頭でつくるものではなく、心から自然に湧いてくるものです。

 

感情に良し悪しはありません。

 

私たちは「ネガティブな感情は我慢しなければならない」と刷り込まれてきましたが、

人に感情をぶつけるのではなく、感情をありのままに感じる練習をします。

 

反射的に感じなかったことにしたり、相手が悪者にならないように自分を悪者にしたり、

最初からポジティブに捻じ曲げるといった、「ネガティブな感情を否定」することをやめます。

 

しっかりありのままを感じることを許したら、その感情を言葉にする練習をします。

 

「こんな感情をもったら人間としてダメだ」など、評価はしません。

03. 安心感(2)私は私を愛する

 

自分を愛するとは、無条件に自分を認めることです。

 

「成果を上げたから」、「人に評価されたから」、「完璧にできたから」ではなくて、「どんな私も OK 」という感覚です。

 

自分に優しくなると、心にゆとりが生まれ、人に対しても優しくなっていきます。

 

自分を犠牲にして人に合わせるのではなく、まず自分を労り安らかな気持ちを向ける練習をします。

04. 安心感(3)私はつながっている

 

どんなに孤独を感じているとしても、誰かとつながっていることを思い出します。

 

両親や友達、仕事や趣味の仲間、いつも行くお店の店員さん、好きなブロガーさん、飼っている犬・・・。

 

現在関わっている人に限らず、自分が生まれたルーツをさかのぼると、

私は両親から生まれ、両親はそれぞれの両親から生まれ、祖父母はそれぞれの両親から生まれ・・・。

 

こうしてイメージを膨らませると、「私」という存在は一人ではないことがわかります。

 

人との出来事やちょっとした会話も、会釈ですらも、私にとって、相手にとっても「つながり」なのですね。

 

大なり小なり影響を受けあっています。

 

つながり感を思い出すことで、無価値感から浮上し自信を高めていきます。

05. 自己肯定感とは

 

自分を否定せずに、ありのままを受け入れて認めることです。

 

自己肯定感があると、「私はこの私で大丈夫」という自信が育ちます。

 

これまでは、自己否定感のもと自ら傷つけ、無価値感、劣等感、罪悪感などの不安の世界にいました。

 

これからは、自分に栄養を与えて、陽の当たる安心の世界へ一歩を踏み出します。

06. 自己肯定感を上げる(1)衣食住の衣

 

見栄を張ったり、卑下することなく、あなたに合ったファッションについて考えます。

 

自分を大切にしていない状態では、オシャレに疎くなったり、目立たないような暗めの色を選んだりしがちですが、

キラキラしたアクセサリーをポイントにもってくるとか、パステルのような明るい色を身に付けると、

自己イメージが変わってきます。

 

家で過ごすファッションも、心がウキウキするようなものを選ぶと、色やデザイン、着心地などさまざまな感覚が喜びます。

 

周囲の自分を見る目も変わっていきます。

07. 自己肯定感を上げる(2)衣食住の住

 

私が帰る場所、マイホーム。

 

快適で素の自分でいられる場所をつくります。

 

心の整理ができていない状態では、物が散らかっていたり、物の手入れができていないことがありがちですが、

掃除をしたり、今の自分に不要なものを片付けることで、心もすっきり整頓されます。

 

一度に全てやるとなると大変なので、「今日は玄関だけ」、「今日はお風呂だけ」というように、一角を定期的にすると続けやすいです。

 

カウンセリングでは、さらに具体的な方法をご提案します。

08. 自己肯定感を上げる(3)衣食住の食

 

あなたにとって一番苦手意識のある食について考えます。

 

日々食べているものが身体になります。

 

長年、食をコントロールしていると、「自分の好きなものがなんだったのか」、「今何を食べたいのか」など、

自分の本当の欲求がわからなくなっていると思います。

 

食前、食間、食後の気持ちを観察したり、自問自答を繰り返すうちに、本来の自分から欲する声を聞くことでできるようになります。

 

順調な日もそうでない日もありますが、少しずつ食との関わり方を見直して、連動する心と身体に栄養を与えていきます。

 

カウンセリングでは、さらに深く掘り下げていきます。

09. 人生を楽しむとは

 

あなたは、何をしている時が幸せですか?

 

今は何も思いつかなくても大丈夫です。

 

少しずつ本来の自分を取り戻していくと、「私もこれをやってみたい」というものができてきます。

 

今まで、「自分には無理」、「どうせやっても続かない」という変化を恐れる心理が働き、無意識にブレーキがかかっていたものが、

 

ステップ 9 まできた頃には、失敗する恐れはありながらも、達成する期待感も芽生え、興味が外に向かってきているのではないでしょうか。

 

この状態を維持するために、または、落ち込むことがあっても立ち直る力を強化するために、あなたにとっての「楽しむ」ことについて考えます。

10. 人生を楽しむ(1)身体について

 

人生を楽しむために、さまざまな方法で身体の緊張をほぐしていきます。

 

食事、ストレッチ、呼吸法、睡眠など、カウンセリングであなたに合ったポイントを見つけご提案します。

11. 人生を楽しむ(2)心について

 

自分の中心に意識を集中すると、心が落ち着き、思考もシンプルになってきます。

 

あなたを縛っている「思い込み」は真実なのか、それとも幻想なのかを点検します。

12. 人生を楽しむ(3)愛を表現する

 

「愛」というと何か特別なことを頑張らないといけないのかと思われるかもしれませんが、

笑顔ひとつでも人に元気や安心感を与えることができます。

 

人間関係を円滑に実りあるものにするには、まずは笑顔が基本ですよね。

 

自分から愛を表現すると、その相手からとは限りませんが、

すぐかえってくることもあれば、時間をおいてかえってくることもあります。

 

どのような形で、いつかはわかりませんが、

自分から与えたものは、必ず巡り巡ってかえってくるものです。

 

言葉でも、笑顔でも、音楽でも、愛を表現すると、自分自身も気持ちがあたたかく、明るく、豊かになります。

 

幸せが人から人へとつながって、あなたの周囲はどんどん幸せになっていきます。

 

そこにいるあなたもまた、幸せをいただくという循環ができていきます。

 

ステップ 12 に進むころには、摂食障害は落ち着いて、頻度もだいぶ減っているでしょう。

 

症状ゼロが目標ではありません。

 

症状は完全になくならなくても、その都度軌道修正をする知恵が身についているので、

自分を大切に、人生を楽しむことの意味も理解できています。

 

私のカウンセリングでは、この境地を、「摂食障害卒業」とします。

 

 

 

 

 

 おめでとうございます!

 

本来の姿に戻ったあなたはもう自由です!

 

あなたの人生をあなたらしく、

 

自信をもって愛を振り撒き、

 

はばたいていく準備が整いました!

 


 

 

 

 

 

 

 

本来の自分を取り戻し、

喜び楽しむ日々を送られることを、

いつも応援しています。

 

 

 

今日も生かされていることに、

ありがとうございます。

 

 

 
森山 華伊