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摂食障害やひきこもりのお子さんの「上げ膳据え膳」について

それって本当に欲しいもの?

 

心優しい勇者たちへ

 

 

 

 

 

 

摂食障害や

 

ひきこもりに悩む方々と共に

 

明るい未来を目指す

 

森山華伊です。

 

 

 

 

 

 

 

摂食障害やひきこもりの


お子さんに対して・・・

 

 

 

 

 

「誰のおかげで


生活させてもらっていると思っているんだ?」

 

 

 

 

 

「こんな薄情な娘に育てた覚えはない」

 

 

 

 

 

「小さい頃は明るく素直だったのに、

 

なんて可愛げがないのだろう」

 

 

 

 

 

・・・そんなふうに焦りや不安から、

 

怒りの感情が止まらないという方も

 

いらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

「怒り」は感情の中でも特に、

 

多くのエネルギーを消耗するため、

 

怒りを抱えることは

 

とても苦しいものです。

 

 

 

 

 

その都度、誰も傷付かない方法で、

 

発散できたら良いのですが・・・

 

 

 

長期にわたる摂食障害や

 

ひきこもりに悩まされ、

 

怒りの感情が

 

連鎖するように頻発という状況では、

 

心穏やかに過ごすことが

 

難しく感じますよね。

 

 

 

 

 

 

 

そこで今回は、

 

 

 

「こんなにしてあげてるのに、

 

何故良くならないの?」

 

 

 

というご家族の苦しみを、

 

少しでも和らげることが

 

できればと思いながら、

 

話を進めたいと思います!

 

 

 

 

 

 

何でも叶えてしまうお母さん

 

 

私の知り合いに・・・

 

漫画『サザエさん』のような

 

「賑やかな家庭」に憧れている

 

小学生(A 子ちゃん)がいました。

 

 

 

 

 

A 子ちゃんはひとりっ子で、

 

両親共働きの鍵っ子。

 

 

 

 

 

お父さんもお母さんも

 

いつも忙しそうにしていて、

 

家族で時間を過ごすことが

 

ほとんどありません。

 

 

 

 

 

A 子ちゃんはこれまで、

 

「もっと一緒に遊んで欲しい」とか、

 

「あれが欲しい、これが欲しい」など、

 

駄々をこねたことはありません。

 

 

 

いわゆる、

 

「手のかからない良い子」です。

 

 

 

 

 

ある時 A 子ちゃんは、

 

夕食をとりながら、何かの話題の流れで、

 

何気なくお母さん(B 子さん)に話しました。

 

 

 

 

 

「私ね、サザエさんみたいな家に憧れるの。

 

いつも家族がいて、ネコがいて、

 

みんなそろってコタツに入って、

 

ミカンを食べるの、憧れるなぁ・・・」

 

 

 

すると A 子ちゃんの話を遮るように、

 

B 子さんは苛立ちを隠さず言い放ちました。

 

 

 

「そんな絵に描いたような家族なんて、

 

どこにもいないわよ!」

 

 

 

 

 

「・・・。」

 

 

 

 

 

B 子さんは食べ終えた食器を

 

キッチンへ持っていくと、

 

割れんばかりにガチャガチャ

 

音をたてながら洗い始めました。

 

 

 

 

 

A 子ちゃんは、ただ、

 

素朴に憧れの話をしただけなのに、

 

B 子さんを一気に不機嫌にさせたことに

 

驚きました。

 

 

 

 

 

 

 

その咄嗟に出た B 子さんの

 

怒りの前段階として、

 

「一緒に居てやりたくてもできない」

 

という負い目が根底にあった・・・

 

 

 

 

 

そう理解するには、

 

A 子ちゃんはまだ幼すぎました。

 

 

 

 

 

 

「憧れ」が奪われる

 

 

A 子ちゃんはいつものように

 

学校から帰り留守番していると、

 

B 子さんが何やら大きな荷物を担いで

 

息を切らせながら帰ってきました。

 

 

 

 

 

玄関先で A 子ちゃんを見るなり、

 

B 子さんは言いました。

 

 

 

「あなたの願いは、

 

何でも叶えてあげるからね」

 

 

 

 

 

B 子さんの担いでいる

 

段ボール箱の中身が、

 

コタツと知った途端に

 

A 子ちゃんは血の気がサーッと

 

引いていくのを感じました。

 

 

 

 

 

コタツを組み立てながら、

 

B 子さんは満足そうに

 

微笑んでいます。

 

 

 

 

 

A 子ちゃんは、

 

「何でも叶えてあげる」と

 

言った時の B 子さんの視線から、

 

「お母さんのプライド」を

 

感じ取りました。

 

 

 

そして、同時に、

 

やるせない気持ちになりました。

 

 

 

 

 

 

 

温め続けてきた憧れを、

 

いとも簡単に

 

叶えられてしまった虚しさ・・・

 

 

 

 

 

憧れは憧れのままで

 

叶わないまま持っていたかった・・・

 

 

 

 

 

そもそも、

 

「コタツにミカン」そのものが

 

欲しかったわけではない・・・

 

 

 

 

 

「コタツにミカン」に

 

象徴されるような、

 

「冬の温もり」や

 

「家族の集い」が欲しかった・・・

 

 

 

 

 

そんな思いが

 

複雑に絡まった A 子ちゃんは、

 

「ありがとう」と言いながらも、

 

胸の中でズキズキ

 

痛むのを感じました。

 

 

 

 

 

「これまでもそうだったな・・・。

 

欲しいと言う前に

 

先回りして与えてくれるけど、

 

私の欲しいものと

 

どこかズレている・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

叶えるまでの試行錯誤ごと

 

 

A 子ちゃんは、外から見れば

 

恵まれている子供に映りました。

 

 

 

 

 

けれど A 子ちゃん自身は

 

人知れず満たされない気持ちを

 

抱いていたのです。

 

 

 

 

 

何かを言う前に与えられ、

 

何かをする前に準備をされてしまう。

 

 

 

 

 

この「上げ膳据え膳」が、

 

A 子ちゃんに無力感や空虚感を

 

慢性化させていたのです。

 

 

 

 

 

 

 

自分のことを頼りなく感じながらも、

 

中学生、高校生、大学生へと

 

月日が過ぎていきました。

 

 

 

 

 

やがて新たな強い憧れが

 

芽生えることになります。

 

 

 

 

 

 

 

「困ってみたい」

 

 

 

「泥んこに汚れてみたい」

 

 

 

「困難から乗り越え自分の強さを感じたい」

 

 

 

 

 

 

 

二十歳になった A 子さんは、

 

遅い反抗期を迎え、

 

黙って家から旅立つのでした。

 

 

 

 

 

B 子さんは、

 

急に目の前から姿を消した娘に

 

一体何が起きたのか・・・

 

心配で心配で夜も眠れませんでした。

 

 

 

 

 

しかしやがて、A 子さんの

 

言葉にできなかった積年の思いに

 

少しずつ心を寄せるようになりました。

 

 

 

 

 

これまでは、

 

自分の思い通りの A 子さんを

 

片割れのように思っていましたが、

 

A 子さんは A 子さんの

 

感情があったことに気が付いたのです。

 

 

 

 

 

B 子さんは、

 

A 子さんに不足を感じさせないように

 

先回りして与え満たしてやることが、

 

愛情だと信じていました。

 

 

 

 

 

だけど、実のところ A 子さんは、

 

「不足感」を欲していた。

 

 

 

 

 

「悩みながら乗り越える」という、

 

望みを叶えるまでの試行錯誤ごと

 

体験したかったということを、

 

A 子さんの家出をきっかけに

 

知ることができたのです。

 

 

 

 

 

そして、

 

B 子さんを淋しがらせまいとして、

 

A 子さんも巣立つことを

 

無意識で禁じていた・・・

 

 

 

 

 

そう気付いてから、

 

母と娘の関係性が、

 

ドロドロからサラサラに

 

変化していきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この、

 

「上げ膳据え膳」の例のように、

 

 

 

与え過ぎることもなく・・・

 

 

 

ほったらかし過ぎることもなく・・・

 

 

 

白黒に偏らないほどよさ・・・

 

 

 

 

 

 

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本来の自分を取り戻し

 

喜び楽しむ日々を送られることを

 

いつも応援しています。

 

 

 

 

今日も生あるすべてに

 

ありがとうございます。

 

 

 

 

森山 華伊

 

 

 



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