心優しい勇者たちへ 摂食障害のみなさま、そうでない方々もこんにちは。 突然ですが、 「もしも〇〇だったら幸せになれるのに・・・」と、 思うことはないですか。 私は摂食障害を克服する前までは、色々な場面でそう思っていました。 「お金があったら」 「パートナーがいたら」 「時間があったら」 「頭が良かったら」 「話がうまかったら」 ・・・etc....
心優しい勇者たちへ 摂食障害のみなさま、そうでない方々もこんにちは。 コロナウィルス感染予防のため、 家族の在宅が多くなり、 これまで以上に居場所がないという方もおられるかと思います。 食べることに関して、隠し事、取り繕うことで心をすり減らしている上に、 不安になる情報が氾濫し、 もともとある不安がより揺さぶられ、...
心優しい勇者たちへ 私は両親との葛藤で、長い年月を苦しみました。 言葉にできない苛立ちは押し黙るほかなく、 まともに両親と向かい合って会話はできませんでした。 摂食障害になる何年も前から片鱗はありましたが、 誤魔化しは次第に効かなくなり、 大学 1 年の時に拒食症と鬱により歯車が狂い始めたのです。 その後 20 年は、過食や拒食を繰り返すことで、...
心優しい勇者たちへ 私は18 歳から 42 歳まで摂食障害と共に生きてきました。 この期間は私にとってどんな意味が隠れていたのでしょうか。 認められたい、愛されたい、安心したいなどの欲求の根底には、 自己否定と許されたい気持ちがあったと思います。 アルコールや薬物、ギャンブル、仕事・・・ 数ある依存症の中で私が摂食障害になったのは、...
心優しい勇者たちへ 私は何にしても人より遅く、理解するまでにも時間がかかる方です。 同時進行で複数の事をすることは不得意ですし、人の言葉の裏を読むことも苦手です。 機転の利いた言葉もタイミングよく発せられなければ、先手を取る閃きにも欠けています。 もともと喜怒哀楽は発散するよりも内に秘める方です。 「臨機応変」は大の苦手とします。...
心優しい勇者たちへ 私の母は、完璧主義で心配性でした。 私が転ぶ前に、躓きそうな障害物を取り払い、 私が不足を感じる前に、満たそうとしました。 溢れていても、気がすむまで・・・。 私は、欲求や意思を表現する機会がないまま、大人になりました。 いつしか、理由のわからない怒りを抱えていました。 傍目からは何不自由なく大切に育てられたのに、...
心優しい勇者たちへ 私は大学 1 年生の時に摂食障害と鬱になり、 3 年生の時に退学しました。 当時は病識がなく、 心療内科やカウンセリングも今ほどメジャーではなかったので、 発病から病識を得るまでの 8 年間、 誰にも相談できず自分の異変を隠していました。 いいえ、「誰にも相談できず」ではないですね。...
心優しい勇者たちへ 私は 10 年間ひきこもっていた時、 家族や周囲の人たちに度々言われてきた言葉があります。 「気の持ち方、受け取り方次第だよ」 私はそう言われるたびに、 心の奥で憤りを感じていました。 私の感情を一蹴され、 責められているような感じがしたのです。 当時の私は、両親と話すことはおろか、 顔を見合わせることも、...
心優しい勇者たちへ 負の感情とは、淋しさ、悲しみ、怒り、嫉妬、恨みなど、 「そんなふうに思ってはいけない」と戒められることの多い、 一般的に悪者扱いされている感情です。 感じてはいけないのだと、 心の奥底に閉じ込めて、 無かったことにしたり、 作り笑いで誤魔化したり、 都合の良いように捻じ曲げて解釈したり、...
心優しい勇者たちへ 私は 26 歳頃から約 10 年間、ひきこもりでした。 ひきこもりにも、 いろいろなタイプや背景があると思いますが、 私の場合は摂食障害(俗に過食症とか拒食症と呼ばれる)がきっかけでした。 食事に関して強迫的な習慣に縛られていたため、 外食が一切できず、 次第に人付き合いも疎遠になっていきました。 こだわりが強くて、...