心優しい勇者たちへ この春から、勤め先のホテルのロビーでピアノを弾かせていただいているのですが、 色々気づきがあったのでご紹介したいと思います。 私の幼い頃の夢は、ピアニストになることでした。 音楽大学の付属高校、大学と進学し、音楽を専門に学んでいました。 ピアノの実技の試験では、教授等審査員が 15 人ほどピアノの周りをコの字に囲み、...
心優しい勇者たちへ 摂食障害で、カロリーや体重、成分など、 考えながら食べ物を厳選したり、 過食のスイッチが入らないようにと、 いつも自分をかばって守りの姿勢でいると、 だんだんと内にこもることが習慣になってしまうことがあると思います。 食べることに限らず、 何かを選択したり、表現するときも...
心優しい勇者たちへ たとえば夜に過食したとして、翌日は何も食べないとか、 水分だけで過ごすとか、野菜やスムージーだけというように、 過食後はリセットしようとすることが多いと思います。 だけど、このパターンを繰り返すと、 かえって過食のループから抜け出せなくなっている方が 多いのではないかと思います。...
心優しい勇者たちへ 痩せるために、 たくさんのことを犠牲にしてきた。 友達との付き合い、 家族の団らん、 学業、就職、恋愛、結婚、出産、 お金、時間、成長、健康・・・ 痩せることが、なにより第一優先だった。 頭ではわかっている、もっと大切なことがあるって。 だけど、どうしても痩せることをやめられなかった。 痩せていなければ生きていけないと、...
心優しい勇者たちへ 過食したくなったら、 過食してもいいんだよ。 一度はガマンできたとしても、 ガマンは長くは続かない。 ガマンした分だけ、 反動はやってくる。 遅かれ早かれ、 ガマンすればするほど欲しくなる。 甘い物が食べたければ、 食べたらいいよ。 安心が欲しいんだよね。 甘くて柔らかい物は落ち着くもの。 人間関係からそれを得られなくても、...
心優しい勇者たちへ 私の摂食障害の 25 年間は、 嘔吐なしの過食と、拒食、絶食、チューイングの繰り返しで、 「普通の食事」はほとんどしていませんでした。 ここで言う「普通の食事」とは、 こだわりや心配のない状態で食事をすることです。 いつも頭の中は、 カロリー計算や糖や油の有無についての執着、...
心優しい勇者たちへ 現状を理解するために、 過去を遡って幼少期から現在までを、 どんな出来事があって、 どんな気持ちになって、 どんな影響を誰から受けて、 どんな表現をして・・・ といった棚卸をすることがあると思います。 当時の苦しみ、寂しさ、悔しさ、怒りなどが湧き上がり、 自分や親を責めたりして、...
心優しい勇者たちへ 私は、25 年間嘔吐なしの過食症でした。 浄化行動としては、強迫的なウォーキングと、 過食の後の絶食と、数時間にわたるチューイングでした。 体重は 40 kg の幅を何往復もしました。 体重によって、 洋服のサイズも S ~ LL と 4 サイズ、 靴のサイズ、指のサイズも変化します。 声も性格も自己イメージも変化します。...
心優しい勇者たちへ ひきこもりになったいきさつは、 人それぞれあると思います。 私の場合は摂食障害や対人恐怖、社会不安症などから、 人と親しくなったり、 コミュニケーションをとることが怖かったからです。 当時は知識がなかったのですが、今思えば、 発達障害や HSP (敏感な気質を持つ人)もあると思います。...
心優しい勇者たちへ 周囲の人が口々に言う、 「自分のことを大切にする」って一体どういうことなのか、 ひきこもりや摂食障害だった間はよくわからなかった。 言葉の意味はわかるけれど、 感覚的に腑に落ちなかった。 40 を過ぎて克服した今は、 こういうことだったのか!と納得している。 これから思いつくまま書いていくよ。 自分を大切にするって、...