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摂食障害発症までの潜伏期

摂食障害発症までの潜伏期

 

心優しい勇者たちへ

 

 

 

 

私が 18 歳の時に摂食障害になった原因をまとめます。

  

誕生から成長する過程で周囲からどのようなメッセージを受け取り、

どのように影響を受けて、発症にいたったのかを整理します。

 

この時期に、自分を大切にできなくなった根本原因があります。

 

人は生きるために、傷ついた体験を無意識へ押しやったり、記憶を都合よくすり替えるなど、

自覚のない働きがおきる場合があります。

 

しかし、何かの拍子に当時の思いがよみがえり、漠然とした不安や怒りに占領されます。

 

表面では何事もないように見えても、内面ではいつ発火するかわからない爆弾を抱えているようなものです。

 

何かおかしいと気付いている自分もどこかにいますが、

気付いてしまうと家族を巻き込む大きな変化が起こることを恐れ、

無意識に気付かないようにしているということもあります。

 

これから時系列で、ある出来事に対して何が自分に起こり、どうなったかを箇条書きにしていきます。

 

そこに「無言のメッセージ」と「内なる声」も記しました。

 

「無言のメッセージ」は、自分に近い人(多くは母親)が表情や声音、動作などで意識、無意識を問わず発する非言語の支配です。

 

発する方は悪気がない、覚えていない、あるいは受け取り方の問題と一蹴されてしまうという、

発せられた方は相手によって傷つけられたという証拠もない・・・

 

うやむやになって、結局「受け取り方、自分が悪かった」と納得しようとします。でもいつまでもモヤモヤが晴れず、一つ一つは些細なことに思えるようなことも未消化の感情は蓄積します。

 

一方「内なる声」は、その出来事で思い込んだ自分の考えです。

 

その後もその考え方をリフレインし信念として強化されます。

 

私の例を挙げることで、このような生きづらさは、「自分だけではない」「おかしくない」ということを、

まずは知ってほしいです。

 

 

 

 

 

 

 

  • 両親は再婚同士、7 年目に高齢出産で私が誕生
  • 私を産んでから糖尿病になったと言われる
  • 両親を祖父母とよく間違われる
  • ひとりっこ

⇒ 内なる声

「お父さんもお母さんもすぐに死んでしまう」

「お母さんが病気になったのは私のせい」

「もうすぐひとりぼっちになってしまう」

「早く自立しなければいけない」

 

 

  • 両親はいつも忙しい
  • 母はテキパキしていて豪快
  • 母から「グズ」「とろい」「話が下手」「暗い」とよく詰られる

 

⇒ 内なる声

「がんばらなければ認められない」

「活発で優れていなければ愛されない」

 

 

 

  • 母から「これ以上大きくならないで、可愛いままでいてね」とよく言われる
  • 母の目の届くところにいなければならない
  • 母に着替えをしてもらう(小学高学年まで)
  • 両親の膝に交互に座らされる(小学高学年まで)
  • 自分の部屋で寝ると言うと淋しがる(大学生まで)

⇒ 無言のメッセージ

成長するな」

「自立するな」

「離れるな」

⇒ 内なる声
「人を喜ばせないと受け入れてもらえない」
「大きくなると悲しませる」
「波風を立ててはいけない」

 

 

 

  • 漫画やゲームは禁止、歌番組や恋愛ドラマは不機嫌、文学や真面目な分野は褒められる
  • 女の子から成長段階の何かのとき、「いやらしい」と言われた
  • 性的に嫌な体験
  • 男性に対して潔癖な母
  • 母が仕事から帰る前に帰っていないと怒られる

⇒ 無言のメッセージ

「道を外すな」

「女になるな」

 ⇒ 内なる声

「女性であることを気付かれてはいけない」

「いつも潔白でいなくてはいけない」

 

 

 

  • 私の学費のために身を粉にして働き詰めの父
  • 母のピアニストになりたかった夢を私に期待
  • 母も掛け持ちでパート
  • 家族揃っての会話なし
  • 父不在
  • 家族機能不全
  • 人を信じない、人と繋がりのない母
  • 来客のない家
  • 頑張っていると機嫌が良く、ボーと考え事していると怒られる
  • テストで 80 点だった時、「まだ上がいるから頑張りなさい」と不機嫌
  • 私の表情の明暗、成績の良し悪し、努力の有無、人生の幸不幸によって、母の幸せが左右される

⇒ 無言のメッセージ

 

「あなたであるな」

「存在するな」

「幸せになるな」

⇒ 内なる声

「両親が苦労しているのは私のせい」

「期待に応えて成功しなければならない」

「一番でないと意味がない」

「完璧でないと愛されない」

「両親より早く起き、遅く寝なければならない」

「休んではいけない」

「失敗してはいけない」

「人を頼ってはいけない」

「本当の感情を出してはいけない」

「漠然な重苦しさ、苛立ち」

「ここにいて良いという安心感がなく落ち着かない」

 

 

 

 

↓↓↓

 

 

 

  1. 女性性への憎悪感 → 痩せへの傾倒
  2. 両親への罪悪感、拒絶反応 → 愛憎関係
  3. 自分への劣等感、無価値感 → 自傷
  4. 周囲への不信感、緊張感 → 孤立
  5. 進路への閉塞感、恐怖感 → 無気力
  6. 自他への境界線が不明瞭 → 無関心、無表情
  7. 慢性的な不安感 → 勝手に涙が出て止まらない

 

 

↓↓↓

 

 

 

摂食障害発症(大学 1 年生 18 歳)

 

 

  • ダイエットがきっかけで最初は拒食症に、その後 25 年間は拒食と過食を繰り返す。
  • 最初の 8 年間は病識がなく、当時は摂食障害という病気の存在も知らず、食異常を周囲に隠し、自分自身も気づかぬふりをしていた。
  • 学業に無気力になり大学を 3 年で中退する。
  • 20 歳でインドへ 40 日間の家出、翌年に自転車で日本一周の旅に家出をし、遅れた反抗期を迎える。
  • 26 歳で病識を得て、摂食障害だと認識し 1 年間入院する。その後 10 年間は入退院を繰り返し、社会とのつながりを極力避けるひきこもりに・・・。
 
 
 
発症して 8 年後に、隠してきたことや苦しみが病気によるものだったことに気付き、
どこかでホッとした部分もありました。
「ありがとう」や「ごめんなさい」などの挨拶も喉元が詰まったように声に出せず、人や物事に向き合えないのは、「自分の性根が悪いから」という自己イメージを持っていたので、病を克服すれば「普通」になれるかもしれないと、一抹の希望も生まれました。
この後17 年は、これまでの「何がなんだかわからない」のと違い、「自覚のある」茨の道でしたが、
たくさんの人たちに助けられて今日があります。
どんなことをして良くなっていったかを、今悩まれている方々にお伝えすることでお役に立つことができたら、
私の苦しんだ 25 年も救われる思いです。
 
 
 
次ページ、 克服のための対策 に、回復に向けてやったことと、それによりどう変わっていったかを書きたいと思います。
ご自身に合いそうなことや興味を惹くものがあったら取り入れてみて下さい。
一見悪くなったように感じても、長い目で見たら良くなっていく兆候だったということもあるので、
ある程度継続してやってみることをおすすめします。
何事も焦らないことが結果的に近道になります。
私の経験が少しでも参考になれたら嬉しいです。
 

 

 

 

 

 

 

 

本来の自分を取り戻し、

喜び楽しむ日々を送られることを、

いつも応援しています。

 

 

 

今日も生かされていることに、

ありがとうございます。 

 

 
森山 華伊

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